チェンバロ奏者 八百板正己 のホームページ

チェンバロ日誌(2007年9月)

チェンバロ日誌
9月14日(金)
 今日は柏崎養護学校で演奏してきました。 中越沖地震のために演奏予定の部屋が使えなくなってしまったのですが、 別の小さな部屋に会場を移して午前と午後の2回に分けて演奏することを私から提案し、 受け入れていただいた次第です。 地震後の大変な時期にありがたい限りです。
 この学校は小学生から高校生まで幅広い年齢の生徒さんがいます。 2回の演奏をどのような内容にするかを地震の後すぐ担当の先生と相談したのですが、 「1回は小学生低学年から中学生までを対象に、普通に中学校に訪問するときのような内容で40分」 「もう1回は高校生と保護者の方々を対象に、普通にPTA行事で演奏するような内容で1時間」 と言われて驚いてしまいました。 今まで何度も小学校で演奏したときの感触では、 トークの内容が少しでも上級生向けになったり曲の長さが5分を超えたりしようものなら、 たちまち私語の嵐と化して収拾が付かなくなるものです。 大丈夫なのだろうか?と思いながらも担当の先生を信じて今日を迎えました。
 結果はさらに驚きでした。 何という集中度の高さ! ただ演奏中静かだというだけではありません。 気持ちがずっとこちらに向かっているのがよく分かります。 自分の音楽が受け入れられていることを強く感じます。 直感的な感受性においては元気いっぱいの健常者の生徒さんたちよりもずっと敏感なのでしょうか。 すぐに飽きて逃げたりせずにその場の状況を正面から受け入れる力においては大人よりも強いのでしょうか。 音楽を感じるとは、受け入れるとは、理解するとは何なのか、深く考えさせられる体験でした。
9月28日(金)
 4日連続の演奏が終わりました! 今まで3日連続はありましたが4日は初めてです。 24日の発表会の曲目も今掲載しましたのでご覧下さい。 発表会の出演者数19人は過去最大でした。 遠く山形県からの参加者もいて、 年々チェンバロの輪が広がっていくのは本当に嬉しいことです。 25日からの演奏はどれも比較的短時間のものでしたが、 それぞれにすてきな会でした。 会場の残響がゼロの所もありましたが、 その悪条件でも今までの同じような条件での演奏よりずっとお客様が集中してお聴きくださり、 私もとても気持ちよく演奏できて幸せでした。


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