チェンバロ奏者 八百板正己 のホームページ

チェンバロ日誌(2008年4月)

チェンバロ日誌
4月2日(水)
 4月10日の演奏会まで一週間あまり、昨日も3人で練習をしました。 共演の佐々木さんも片野さんも、普段はバロックは弾かないといいますが、でもさすがはプロ! 練習を重ねるたびに私の要望を貪欲に取り入れて、 急激に18世紀のサウンドに変貌を遂げています。 非常に響きの美しい会場であることを生かして、 普段彼らの演奏で使うことがない最弱音や開放弦やノン・ヴィブラートも積極的に使うなどして、 チラシに宣言した「現在県内で望みうる最高水準のバロック・トリオ」が実現する勢いです。 どうぞお聴き逃しなく!
4月5日(土)
 長野県松本市で弾いてきました。 日本ピアノ調律師協会信越支部に毎年呼んでいただいて4回目です。 松本は長野県の真ん中。 長ーい新潟県の真ん中から、長ーい長野県の真ん中まで、 2段チェンバロとヴァージナルの2台を軽ワゴン車に積んで運転するのはやっぱり疲れます (特に上信越自動車道が片側一車線の対面通行になる部分、 上り坂では後ろから煽られてもスピードが出ません・・・)。 でも、行きも帰りも天気がよくて、 遠くに見える残雪を頂いた山々がじつに美しく、時には神々しく、 サービスエリアで休憩するたびに山の名前を確かめたりしながら進みました。
 今回の演奏会場は国の文化財となった大正時代の学校の建物です。 響きが豊かというわけではありませんがレトロな雰囲気が抜群です。 お客様は200人以上もいらっしゃり、 ヴァージナルの音などは後ろまでよく聞こえないだろうなと思ったのですが、 演奏が始まるとものすごい静寂です。 後ろ向きで弾いている私も背中に強い視線を感じながら、 不思議な興奮とともに演奏できました。
4月25日(金)
 ソメイヨシノの花が終わっても私は寂しくありません。 今日も気分転換にスタジオの裏山に行ってきましたが、 見事な枝垂桜も、八重桜の並木も満開です。 でも私がもっと嬉しいのは天然の草木です。 こんな低いところなのにブナの新緑が見られますし、 ウルシの新芽も花のつぼみと一緒に出てきています。 この時期の楽しみの一つがミズナラの新芽で、 他にはあまり見られないきれいな薄緑色です。 細かい毛がびっしり生えていて、 光に反射するのを間近で見ればとてもきれいですし、 触るととても気持ちいいです。 足元に目をやれば一面のチゴユリの群生です。 ヤマブキ、ヒメアオキ、ムラサキケマン、トキワイカリソウ・・・ 楽しみは続きます。


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