チェンバロ奏者 八百板正己 のホームページ

チェンバロ日誌(2009年8月)

チェンバロ日誌
8月9日(日)
 何年ぶりかでコントラバスの練習を始めました。 9月26日に出演する「第5回新潟古楽フェスティバル」で、 例年のようなチェンバロや合唱指揮の役割だけでなく、 フェスティバル(お祭)なんだから楽しまなくちゃ!というわけです。
 それにしても何という違いでしょう。 チェンバロが指先の力をグラム単位で脱力することに神経を使うのに、 コントラバスは特に左手の握力などはほとんど「スポーツ」です。 ちょっと細めの箸くらいほどもある太い弦をしっかりと指板に押し付けないと音程が定まりませんから、 久しぶりで慣れない私は30分も弾けば筋肉痛です。 グラム単位ではなくキログラム単位の世界です。 一方、右手は力ずくではなく、 弓が弦をしっかり捉えて発音する瞬間に腕の重さを乗せる加減がとても難しく、 ちょっと足りなければ弓が弦を上滑りして音が出ませんし、 ちょっと多すぎればガリガリガリと雑音ばかりです。 左手も発音の瞬間はキログラム単位です。 で、発音したらその直後に重さを抜いて音を伸ばしますが、 音符の数だけいちいちこんなことが必要になるので、 練習していると汗をかきます。 チェンバロ練習の合間にやるととてもいい気分転換になります。
8月25日(火)
 いい気候になりましたね! 私が「いい気候」という場合はこうです。 朝スタジオに着いて窓を開け、 空気が入れ替わった頃に室内の温度と湿度を見るとピッタリ目標値。 よって窓を閉めた直後にチェンバロの調律を始められます。 また今日は長岡のホテルのロビーで30分間の演奏をしてきましたが、 車で運搬中の楽器の温度がほとんど変化しないで、 会場に楽器を運び込んでも調律がほとんど狂っていません。 よってただちにリハーサル開始です。 本番中も空調はわずかに冷気を送っているだけで静かなので、 細かい音の余韻まで会場に伝わります。 ああ、何ていい気候なんでしょう!


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