チェンバロ奏者 八百板正己 のホームページ

チェンバロ日誌(2011年2月)

チェンバロ日誌
2月12日(土)
 ちょっと日が空いてしまいましたが、この火曜日のことです。 ドイツのデュッセルドルフからファゴット奏者がスタジオに遊びに来ました。 松谷尚子さんといって、じつは三条出身とのことです。 私のホームページを見つけてドイツから連絡を下さり、 三条に里帰りするときにアンサンブルしてみましょうということになったのです。 ドイツの教会でしょっちゅうチェンバロと一緒にファゴットで通奏低音を受け持っているというだけあって、 私が弾くチェンバロにとても自然に調和します。
 松谷さんは今後里帰りするときに地元の音楽家とコンサートをしたいとのご希望をお持ちなので、 翌々日は同じく三条在住のフルート奏者の松井美瑞さん(「過去の演奏」のページにも時々名前が出ていますよ)を紹介して、 一緒にお昼を食べに行きました。 家内も急きょ娘を実家に預けて一緒に行くことになりましたが、 集まって話をはじめてびっくり! 松谷さんは松井さんの高校の1年後輩とのこと! 家内も同じ高校で松井さんの1年先輩ですので、 その場に集まった4人のうち3人までが同じ高校の学年つながりなのでした! 「来年にでも、三条尽くしのコンサートができるといいですね」といって別れましたが、 まだ当てもないのに私の頭の中ではもう「あの曲にしようか」「これも捨て難い」 と選曲のワクワクが始まっています。
2月24日(木)
 今日は旧栃尾市の山の中の小学校でチェンバロを弾いてきました。 昨年度に続いて今年も呼んでくださる学校なんてなかなかありません。 嬉しいことです。 小さな学校なので低学年と高学年に分かれて音楽室で鑑賞してもらいました。 昨年度は私の子供時代から現在までの人生を演奏付きの物語風に仕立てましたが、 まさか同じことをニ年続けてはできませんから、 今年は楽器の多彩な音色に注目してもらう授業風の内容にしました。 「この温かい音の弦と、このオクターブ高いかわいらしい音の弦を一緒に鳴らすと・・・ あら不思議!キラキラ輝くような音になったでしょう? 色もそうですよね?赤い光と青い光と黄色い光を合わせると白い光になるし、 赤い絵の具と青い絵の具と黄色い絵の具を混ぜるとこげ茶色になるのと似ています。」こんな具合です。
 途中には学校訪問恒例の「楽器のそばに近寄ってみるコーナー」で、 私が二段の鍵盤を交互に弾いているところを見てもらってから響版の花の絵を見てもらって席に戻るコースを、 全員に順番に歩いてもらいました。 昨年も同じことをしているので、 特に高学年は「ああ、それはもう分かってるよ」みたいな感じで全然驚きも喜びもしませんが、 でもこれってすごいことですよね。 山の中の小さな小学校の子供たちが「チェンバロの二段鍵盤は下を弾くと上も連動して大きな音が出る」 ことを当たり前のことと思っているんですから。 こういうことの積み重ねで、未来は確実に変化していくものと私は信じています。


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