チェンバロ奏者 八百板正己 のホームページ

八百板正己のCembaloニュースレター 第6号(2015年12月10日発行)

印刷して郵便でお届けを始めたニュースレターの内容をここに転載します。
ニュースレターの郵送をご希望の方は、どうぞご遠慮なくお申し付け下さい。


チェンバロQ&A

Q:鳥の羽をチェンバロの爪に加工するときはどんな刃物を使いますか?(新潟市 H様)

A:

こういう舞台裏のことに関心を持っていただくのは嬉しいものですね!

写真は私がいつも使っている刃物です。

大まかな作業(羽の軸だけ残して周りを削り落とし、軸の背の部分を0.4mmほどの厚さの板状に残して整形する)をするのは、地元三条産の小刀です。

それをチェンバロに取り付けてからは、実際に音を鳴らしながら手術用のメスで慎重に削りながら音量と音色を整えていきます。仕上がったときの爪の厚さは、音域によっても違いますが0.2mmくらいです。

鳥の羽を使い始めたばかりの頃は、爪1本交換するのに15分もかかって、それでも初めからやり直しになったりしていたものですが、今では順調に行けば1本5分くらいで交換できます。

※ 質問をお寄せ下さい。 このコーナーに採用させていただきましたら、お礼にちょっとかわいい音符雑貨をひとつプレゼントいたします。


最近のFacebook投稿から

昨年の夏に始めました「フェイスブック」で、私自身の音楽にかかわることを気ままに投稿しております。

お客様の中で既にフェイスブックを使っていらっしゃる方、ぜひ「友達リクエスト」を下さい。

10月26日(月)

チェンバロ教室の生徒さんからカードが届きました。開けてみると、

「100,000番目を取りました!!」

とのこと。おめでとうございます! わざわざ写真まで撮って送ってくださるなんて、私はなんて幸せなんでしょう!

※ 私のホームページは「チェンバロやおいた」で検索すると、検索結果の一番上に表示されます(11月30日現在)

10月28日(水)

上越市の郊外にある高田聖書教会のパイプオルガンを調律しています!

11月7日に新潟バッハ管弦楽団&合唱団の上越公演に会場をお借りするこの教会には、1980年に納められたパイプオルガンがあります。公演に先立って、10年以上ぶりにきちんと調律をしようというわけです。

今、半分ほど調律が終わったところですが、とてもクリアな響きになっていますよ。


ニュース

柏崎でのチェンバロコンサートのご報告

(10月24日 柏崎市 游文舎)

新潟を代表する画家、信田俊郎氏の大きな油彩抽象画に囲まれて、フルートの武藤千明さんと一緒にバッハやヘンデルを演奏しました。おいで下さったお客さまの雰囲気がどことなく文化的なのです。チェンバロを間近に聴くのは初めてという方も少なくありませんでしたが、ご自分なりの芸術の楽しみ方をお持ちなのでしょう、会場は終始和やかな気分に包まれていました。

終演後にお客様から頂いた感想をいくつかご紹介いたします。

「みんなよかったですが、私は特にヘンデルがすてきだったように感じました。バッハも立体的でスケールが大きいですね。フルートもとてもよかったです。」(柏崎市 S様)

「初めて生でチェンバロを聴きました。とてもいい音色。バッハの2曲が素晴らしかったです。ありがとうございました。」(長岡市 T様)

「八百板さんのチェンバロ演奏、これで3度目です。会場もこれ位の広さがよいのではと思います。気軽に生演奏にふれる機会を持てるのはいいですよね。御努力に感謝いたします。フルートとの共演、楽しみです。」(長岡市 F様)

「チェンバロ、フルート、ともにとても感動しました。」(柏崎市 O様)

新潟バッハ管弦楽団&合唱団 上越公演のご報告

(11月7日 上越市 高田聖書教会)

新潟バッハ管弦楽団&合唱団は「全県的な活動」を方針の一つに掲げていますので、発足した今年のうちに、長岡(7月)と新潟(9月)に加えてぜひ上越でも公演をしようという無茶を押し通しました。

10年以上ぶりにパイプオルガンをきちんと調律して甦らせたことや、この団体が掲げる10年間の壮大な夢などが本番一週間前に地元紙に報道されると、たちまち予約満席となり、多くのお客様にご来場をお断りすることになってしまいました。

客観的に見れば、狭い会場に出演者もお客様もぎっしりで、音響的にも厳しい条件だったと思うのですが、お客様の熱気は今年の3公演の中で一番だったかもしれません。演奏する私たちの思いが直接お客様に届いたのでしょうか、終演後にお客様から本当にたくさんの感想を頂きました。(個人が特定されないよう、若干表現を変えたところがあります)。

「もったいない位、ぜいたくな時間をありがとうございました。」(上越市 I様)

「はじめて生で聞きました。とても、すてきな演奏の数々でした。又、機会がありましたら、たっぷりと聞きたいです。」(上越市 S様)

「演奏ありがとうございました。次回も期待しております。パイプオルガンを修理くださり、本当にありがとうございます。「私たちに平和を与えたまえ」本当に心に迫りました。マタイ受難曲もこれから何曲も聞かせて下さい。」(上越市 T様)

「すばらしかったです。初めて聞かせていただきました。信仰者の神様への声がこんなに色んな音で表現できるのかと驚きと感動と感謝の気持ちでいっぱいになりました。本当にありがとうございます」(上越市 T様)

「最後の曲はなんですか!!まさに、神のなんとかですばらしいの一言ではすまされない至上のもの!!」(阿賀野市 T様)

「パイプオルガンがすばらしい音に生まれかわって、良かったです。チェンバロの響きも、新鮮で、フルートとの合奏が心にしみこみました。ドイツ語、さっぱりですが歌詞対訳があって意味がわかりとても良かったです。ソロ賛美がすばらしく迫力ありました。身近なところでこんなにすばらしいコンサートが聴けて、うれしかったです。ぜひ、また上越公演を開いて下さい。60席なのがとても残念です。友人も来たかった人達が大勢いました。」(上越市 N様)

「とてもすばらしかったです。歌詞を味わいながら聞かせていただきました。また演奏お聞きしたいです。こんなに間近でお聞きできて感動いたしました。ありがとうございました。」(上越市 I様)

「パイプオルガン、チェンバロなど、ふだん近くで見たり音色を聴いたりできないので、今回このようなコンサートに来ることができてうれしかったです。ありがとうございました。」(上越市 M様)

「チェンバロやパイプオルガンの音色や演奏にとても興味をもって来ました。生の演奏、合唱圧感でした!」(妙高市 K様)

「皆さんの熱気が素晴しかったです。オルガンのやさしい弾きが心にしみました。解説が入るのではじめての人にもわかりやすく楽しかったです」(新潟市 N様)

「3回目の公演ともなると、リラックスして演奏されているように感じられました。今回はオルガンの音色に魅せられました。どの曲(演奏)ももう少しききたいなあと思いました。短かすぎる!!のが残念です。
後半ますます冴えてきましたね。オルガンを目の前にきいて感動でした。オルガンとバイオリンもよく合うのだということがわかりました。今回も大成功でした!!」(新潟市 H様)

「最初のカンタータにもう感動で胸が熱くなり、途中軽快なチェンバロに心踊り、コラールに涙がにじみ、ミサ曲に敬けんな思を抱き、最後は神に平和を与え給えと祈りました。有難うございました。素晴らしい演奏でした。85翁。」(上越市 T様)

「昨年清里で聴かせていただきました。その後毎月通信を送っていただきありがとうございました。今夜は又、本格的なバッハを聴かせていただきうれしく思っています。上越では今から40年位前に新大高田分校の音楽科生で冬になるとメサイヤが演奏されていました。毎年それを聴いていましたが今それをなつかしく思い出しました。50年以上もバッハを聴いていますがいい曲を選曲して演奏していただきありがとうございました。今後も楽しみにしています」(上越市 K様)

「バッハに興味を持ちました。ありがとうございました。」(上越市 W様)

「テレビ、ラジオ、CD等普段耳にしている音楽とは違う、チェンバロ、パイプオルガンの特有の音色・響きは新鮮な感動がありました。」(上越市 S様)

「チェンバロを身近で見る機会はなかなかないのでとても貴重でした。管弦楽と合唱の音色が心地良かったです。ありがとうございました。」(上越市 M様)

「八百板氏の曲の解説が理解を深めただCD等で聴いていた時より感動が広がりました。生の演奏はすばらしいです!10年間のご活躍を祈っています。マタイ受難曲ももっともっと聴きたいです」(上越市 T様)

「宗教音楽が生で聴く事が出来、感動致しました。どうも有難とうございました。パイプオルガンの音色はとても良いですね。」(上越市 I様)

「コーラスが非常に良かったです。」(上越市 I様)

「新潟にこんな素晴しい楽団ができたこと、とても誇らかに思います。久しぶりにチェンバロの音色にも酔いしれました。夢のような時間でした。ありがとうございました。八百板先生のお話でバッハにとても親しみを覚えました。」(上越市 M様)

「バッハの神髄に感動しました。すごい迫力でした。又聞きたいです。」(上越市 H様)

「迫力ある演奏でなかなかきけない曲をありがとうございました」(上越市 F様)

「なかなかバッハだけをきくプログラムを聴く機会がないので、とても楽しく聴かせて頂きました。八百板先生のお話が大変わかりやすくいっそう楽しめました。チェンバロもオルガンも、すぐ目の前でみせて頂けてとても良かったです。」(上越市 K様)

カーブドッチ・クリスマスコンサートが大きく生まれ変わります

2000年12月に初めてここでパイプオルガンとチェンバロのコンサートをして以来、毎年欠かさずコンサートを続けてきました。クリスマス以外にもコンサートをした年も多いですし、ゲストとして呼んでいただいて弾いたこともありますので(それに私の結婚式もここでおこなって、式の後半はコンサートにしてしまいました・・・)、もう30回以上演奏している馴染みの会場です。

このたび、毎年恒例のクリスマスコンサートを、思い切って大変身させることにしました。これは私にとって大きなチャレンジです。

皆さんは最近よく「サロン・コンサート」という名前をお聞きになりますよね?「サロン」とは本来宮廷や貴族の邸宅を舞台にした社交界のことで、文化人、学者、作家らを招いて、知的な会話を楽しむ場だったのですが、現代のサロン・コンサートは単に会場が狭いコンサートにすぎないことがほとんどではありませんか? 飲み物も食べ物も出てこないばかりか、そんな親密な空間なのに演奏者は黙って出てきて決まった曲を弾くだけ、なんていう話をよく聞きます。

私はそのことに対して本気でチャレンジします! お客様が会場においでになれば、ウェルカムドリンクとともにウェルカム・オルガンコンサート。ディナーが始まればチェンバロの生演奏でBGM。お料理のランクも例年より上げてもらいました。メインのコンサートでは過去のクリスマスコンサートでほとんど例のないことですが共演者を2人招いての変化に富んだ宮廷音楽の数々。

「ここは本当に21世紀の新潟なのだろうか?」「日常を忘れさせてくれるこんなリッチな雰囲気のコンサートが、かつてあっただろうか?」そうおっしゃっていただけるように、今の私ができることを精一杯盛り込みました。

同封のチラシをご覧下さい。お客様のご満足のために、会場の定員の半分程度でご予約を締め切る予定です。ぜひお早めにカーブドッチ・ワイナリーまでご予約のお電話をお願いいたします。
(なお、例年ご用意していました「演奏のみの席」は今年はございません。「日常を忘れる体験」のために、ぜひとも定評あるカーブドッチのお食事とともにお楽しみ下さい。)

新潟バッハ管弦楽団&合唱団 団員追加大募集

新潟バッハ管弦楽団&合唱団には現在80名弱の団員がいますが、今いる団員で演奏できる曲だけを上演していたのでは「10年間でバッハの大規模な主要作品をすべて上演」という壮大な目標にたどりつきません。

そこで、まだ2年目ですが思い切った増員を必要とする意欲的な公演計画を立てました。プロも愛好家も一体となって、バッハという一人の作曲家の作品だけに取り組む、県内全域を活動対象とする音楽団体など、前例のないことだと聞きます。どうせ前例のないことを手がけるからには、新潟県の音楽史に残る活動を目指します。

つい先日、中学生の女の子が入団して、団員の最小年齢を一気に更新しました(ちなみに最高齢は80歳です)。団員の経歴も様々で、元プロオーケストラのコンサートマスターという大ベテランから、楽器歴が数年とか、初めて合唱を経験するという初級者までいます。団員の居住地も、県内各地はもちろん、東京、群馬、長野、山形など県外におよびます。

チェンバロやバッハがご縁でこのニュースレターをお読み下さっているあなたこそ、私たちとご一緒にもっと深く音楽のお付き合いができたら素晴らしいと思うのです。想像してみて下さい。人類の遺産であるバッハの傑作群が、あなたの力を得て次々とここ新潟に鳴り響くのです。嬉しいご連絡をお待ち申し上げます。


ご質問、ご感想、ご意見などは下記までお寄せください。
E-mail : yaoita@tochio.net
親切、迅速にお返事いたします。

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