チェンバロ奏者 八百板正己 のホームページ
過去の演奏
| ・蔵で聴くチェンバロ演奏会 第2回
・チェンバロ名曲探訪 番外編 ・新潟の町家で聴くチェンバロ演奏会 「バッハ、ヘンデル、スカルラッティ」 |
偶然にも同じ年に生まれたバッハ、ヘンデル、スカルラッティの3人は、 チェンバロが活躍したバロック音楽の最後を飾る天才です。 思慮深いバッハ、力強いエネルギーと美しい歌心に満ち溢れたヘンデル、 自由奔放で奇想天外な発想に驚かされるスカルラッティと、作風は実に個性的です。 各人の人柄をよく表すバラエティに富んだ名曲の数々によって、 同じ年に生まれた音楽家がこんなにも違う音楽を書いていたことを実感いただき、 チェンバロ音楽の幅の広さを感じていただければと思います。
使用楽器:
久保田彰2000年製作フランドル様式2段チェンバロ
| ヘンデル(George Frideric Handel 1685−1759): |
|---|
| 調子のよい鍛冶屋 |
| スカルラッティ(Domenico Scarlatti 1685−1757): |
|---|
| ソナタ ニ長調 K118 |
| ソナタ ニ長調 K119 |
| バッハ(Johann Sebastian Bach 1685−1750): |
|---|
| フランス組曲 第1番 ニ短調 BWV812 |
| アルマンド |
| クーラント |
| サラバンド |
| メヌエット I,II |
| ジーグ |
| 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 休憩 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 |
|---|
| バッハ(Johann Sebastian Bach 1685−1750): |
|---|
| 前奏曲とフーガ 変イ長調 BWV886(平均率クラヴィーア曲集第2巻より) |
| ヘンデル(George Frideric Handel 1685−1759): |
|---|
| 組曲 ト短調 |
| 序曲 |
| アンダンテ |
| アレグロ |
| サラバンド |
| ジーグ |
| パッサカリア |
| スカルラッティ(Domenico Scarlatti 1685−1757): |
|---|
| ソナタ イ長調 K208 |
| <アンコール> |
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| (9月19日) |
| ヘンデル:組曲 ニ短調より サラバンド |
| (10月7日) |
| ヘンデル:組曲 ニ短調より サラバンド |
| バッハ?:メヌエット ト長調 |
●ヘンデル(George Frideric Handel 1685−1759):調子のよい鍛冶屋
「チェンバロの有名曲」といえばまずこれでしょう。
親しみやすいメロディーと、変奏曲という分かりやすい形式にのせて、
多彩な音色をいっぺんに聴いていただけて、華麗な名人芸も披露できて、
いつもよりずっと元気な内容の今回の演奏会の幕開けにぴったりです。
●スカルラッティ(Domenico Scarlatti 1685−1757):ソナタ ニ長調 K118、ソナタ ニ長調 K119
勢いに乗って元気なスカルラッティです。
K118は4オクターブ!もの大幅な跳躍(当然手は交差します)の
連発が楽しく、K119は現代音楽ばりの凄い不協和音(左手でcis,g,a,d,eを、
右手でg,a,cis,d,e,gの合計11音を連打)が、「こういうバロック音楽もあり?」
と、既成概念を吹き飛ばしてくれます。
●バッハ(Johann Sebastian Bach 1685−1750):フランス組曲 第1番 ニ短調 BWV812
学生の頃から好きでずっと弾いてきながら、終曲のジーグの解釈に
迷いがあって今まで一度もステージに乗せられなかった曲です。
ようやく納得のいく解釈を見出してこのたび満を持して披露しますが、
おそらく巷に流布しているどの録音とも違うはずです。
●バッハ(Johann Sebastian Bach 1685−1750):前奏曲とフーガ 変イ長調 BWV886(平均率クラヴィーア曲集第2巻より)
次にヘンデルの凄い曲が来るので、あまり刺激的なフーガで
ないほうがよいと思って選びましたが、他の2人と比べれば
やっぱりバッハらしさに満ちています。
大体安心して聴けますが、フーガの終わりには一時的に
フラットが9個!にまで転調し、あっという間にフラット4個に戻り、
5声のフーガになって堂々と終わる最後は興奮します。
●ヘンデル(George Frideric Handel 1685−1759):組曲 ト短調
冒頭の激烈なフランス風序曲に始まり、思索にふけるアンダンテ、
燃えるようなアレグロ、今にも倒れこみそうなサラバンド、
やっと普通のチェンバロ組曲にあるようなジーグが来たと思ったら
終曲はあのパッサカリア!(あのパッサカリアといっても
お分かりにならないかと思いますが、私は子供の頃テレビで
あるピアニストのリサイタルを見ていて、アンコールにこの
パッサカリアが演奏されて鳥肌が立った覚えがあります。)
●スカルラッティ(Domenico Scarlatti 1685−1757):ソナタ イ長調 K208
デザート代わりに静かな静かな曲でお別れです。元気な曲が多い
スカルラッティですが、チェンバロの透明な音色を十分に満喫できる
このような名曲も残しているのです。
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