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チェンバロ名曲探訪 vol.11
バッハとイタリア音楽


紹介

〜 バッハのチェンバロ曲にみられるイタリア音楽の影響 〜
 バッハは生涯ドイツ中部から出ることのなかった生粋のドイツ人でしたが、 20代の多感な時期にイタリアの先進音楽から大きな影響を受け、 生涯にわたってその原理を洗練させ、深め、発展させていきました。 この公演ではバッハのチェンバロ曲にみられるイタリア音楽の影響を、 多くのイタリア人作曲家の曲と聴き比べながら明らかにしていきます。 バッハのイタリア協奏曲やゴルトベルク変奏曲はこんにちピアノでも頻繁に演奏される彼の代表作ですが、 これを機会に新たな視点から見直していただければと思います。
 単に既存のチェンバロ曲を並べただけの演奏会とは趣向を変えて、 ヴァイオリンのための音楽を私自身の手でチェンバロ用にアレンジしたり (弦楽合奏のための協奏曲をバッハがチェンバロ用にアレンジしたものに触発されました)、 全曲通して演奏すると1時間以上もかかるゴルトベルク変奏曲を今回のテーマに沿って抜粋して構成しなおしたりと、 プログラム全体を通して一つのストーリーにまとめるように工夫を凝らしてあります。
 使用するチェンバロは国内に数台しかないM.スコブロネック製作の名器の一つで、 バッハの演奏に特にすばらしい力を発揮します。 解説を交えて初めての方にも聴きやすく、 バロック音楽通の方にも聴き応えのある内容です。


使用楽器:Martin Skowroneck1966年製作ドイツ様式2段鍵盤チェンバロ

プログラム

【ドイツ風とイタリア風】

バッハ(Johann Sebastian Bach 1685−1750):
●インヴェンション ハ長調 BWV772

フレスコバルディ(Girolamo Frescobaldi 1583−1643):
●トッカータ 第8番(1615)

【ヴァイオリン協奏曲】

ヴィヴァルディ(Antonio Vivaldi 1678−1741):
●「調和の霊感」Op.3より 協奏曲 第9番 ニ長調
(バッハによる鍵盤用編曲BWV972)
(無題)〜 ラルゲット 〜 アレグロ

【イタリア風装飾】

コレッリ(Arcangelo Corelli 1653−1713):
●ヴァイオリンソナタ ニ長調 Op.5-1より(八百板編)
第4楽章アダージョ 〜 第5楽章アレグロ

【バッハの代表作1】

バッハ(Johann Sebastian Bach 1685−1750):
●イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV971
無題)〜 アンダンテ 〜 プレスト

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 休憩 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

【手の交差】

スカルラッティ(Domenico Scarlatti 1685−1757):
●ソナタ ハ短調 K99
●ソナタ ハ長調 K100

【バッハの代表作2】

バッハ(Johann Sebastian Bach 1685−1750):
●ゴルトベルク変奏曲 BWV988より
(イタリアの影響による変奏を中心に)
・アリア(イタリア風装飾)
・第1変奏(ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ)
・第2変奏(2つの旋律楽器と通奏低音のためのソナタ)
・第5変奏(手の交差)
・第13変奏(イタリア風装飾。八百板復元による装飾無しバージョンとともに)
・第14変奏(手の交差)
・第25変奏(イタリア風装飾)
・第29変奏(協奏曲)
・第30変奏(ドイツらしさ)
・アリア(イタリア風装飾)

<アンコール>
J.S.バッハ:インヴェンション イ短調


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