チェンバロ奏者 八百板正己 のホームページ
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| チェンバロ演奏とお話の会 vol.2 バッハのゴルトベルク変奏曲
第5回:第19変奏〜第24変奏 |
バッハ晩年の傑作であるゴルトベルク変奏曲は、 通して演奏すると1時間半ちかくもかかる巨大な作品です。 この大作を少しずつていねいに解きほぐし、 楽しいお話とともにじっくり味わいましょう。
オルガンはかなり古くから2段鍵盤の楽器があり、 独奏声部が雄弁に動いて伴奏声部の音域にまで入り込むことで生じる手の交差は、 ルネサンス末期にはすでに現れた。 2段鍵盤が普及しなかったイタリアやスペインなどを除けば、 ヨーロッパ各国でごく当たり前に使われた技法。
例:
スヴェーリンク(Jan Pieterszoon Sweelinck 1562−1621 オランダ):
●「天にまします我らの父よ」
2段鍵盤のチェンバロが好まれたフランスではバロック中期から手の交差が使われた。 音色の異なる鍵盤で同じ音域の音を重ねることによる色彩効果を狙ったもので、 「交差する作品」という名のジャンルが確立していた。 他の国ではごく稀。
例:
ルイ・クープラン(Louis Couperin 1626−1661 フランス):
●サラバンド ハ長調
フランソワ・クープラン(Francois Couperin 1668−1733 フランス):
●ティク・トク・ショク 別名 マイヨタン
●交差するメヌエット
全曲の3分の1以上もの変奏を使って、手の交差の可能性を徹底的に汲み尽した。
○第19変奏
◎第20変奏
●第21変奏 7度のカノン
○第22変奏 (アラ・ブレーヴェ)
◎第23変奏
●第24変奏 8度のカノン
凡例
○:多種多様な変奏、主に1段鍵盤による
◎:両手が重なる変奏、2段鍵盤による
●:カノン、1段鍵盤による
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